【図解】ブログの複数ジャンル運営は大変?方法6選とメリットデメリット
ブログをやっていて、雑記から始めて徐々に特化ブログにしよう!って言われますよね。
暫くブログを続けていると、ジャンルを分けることの重要性を理解してきます。
それは、SEO観点からもそうですが、何より見に来たユーザが見やすい、というのが最も重要です。
雑記ブログをやっていると、「色々やっているね、すごい!」という感想をもらえる事があります。
これは言い換えると、「ブログ見てみたけど何やってるかわからん」ということです(笑)
- ユーザコメント「色々やっているね、すごい!」
=(ブログ見てみたけど、何やってるかわからん)
しかし、複数ブログの運営方法を探しても色々な方法があります。
複数ドメイン、サブドメイン、サブディレクトリ、マルチサイト、カテゴリページ・・・
これらを全てをざっくりとまとめたページが無かったので、記事を書いてみました。
下記のような人に是非読んで頂きたいです。
- 複数ブログを運営したくなってきた!色々な方法があって訳分からない😇
- 雑記ブログ半年続けてきて、凄く雑多になってしまった!
- ブログジャンルをしっかり分けたいけど、本業が忙しくてとても複数管理する時間は無い💦
- 新しいジャンルやりたいけど、SEOに最適とかそんなガチじゃない!
【結論】最も楽な方法はカテゴリページ活用
今回色々調べた結論として、カテゴリページを各ジャンルのLP(ランディングページ)として活用するのが最も楽という結論に至りました。
下記のような構成にしています。
カテゴリページをカスタマイズする方法は別途記事にする予定です。
ここではWordpressのカテゴリページURLを変える方法だけご紹介します。
- 「ドメイン名/category/カテゴリ名/」から「ドメイン名/カテゴリ名/」に変える
⇒ プラグイン「wp-no-category-base」を入れるだけです!
これで、サブディレクトリ風にURLを変えることができます。
どうせサブディレクトリがSEO的に1つのブログ扱いなのであれば、カテゴリページ活用でも問題無いと考えています。
また、記事のURLを変える方法は下記です。
- 「ドメイン名/記事名/」から「ドメイン名/カテゴリ名/記事名/」に変える
⇒ WordPressのパーマリンク設定でカスタム構造「%category%」を設定
変える場合は、必ず日本語カテゴリ名のままではなくスラッグをアルファベットで設定しておきましょう。
ただし、私は記事URLに関しては「ドメイン名/記事名/」のまま運用しています。
理由は、今後、カテゴリ構成を変えたくなった時、全ての記事のURLが変わってしまうからです。
カテゴリページだけなら数記事リダイレクトすれば良いだけですが、全記事のURLが変わったら大変な作業が発生し、後のPVにも影響することはわかりますよね?
今後カテゴリを絶対に変えない自信があるのなら良いですが、私は無かったので記事URLにカテゴリ名は入れませんでした。
具体的には、下記4つのURLでカテゴリページを作成しました。
- XXX.com/smoked-food/
- XXX.com/photo-camera/
- XXX.com/job-engineer/
- XXX.com/blog-tips/
ここからは、カテゴリページ活用に決めた理由と各方法の比較を解説します。
【追記】上記から約半年後。最終的に、私はサブドメインを作成して記事を引っ越しました。つまり、カテゴリごとサブドメインへ引っ越しました!
理由は、今後このブログで続けるジャンルが燻製と写真の2つに絞れたためです。
ジャンルを絞れていないうちにサブドメインを作ると、ジャンルを変える度に引っ越し作業が必要になるのでオススメしません。
- https://kenshi2009.com/
- https://food.kenshi2009.com/
- https://photo.kenshi2009.com/
- https://engineer-mycareer.com/
ブログの複数ジャンル運営法6選
2つ目のブログを完全に全て新しく作る場合
まず、全てを完全新規でブログを立ち上げる場合を考えます。
この場合何が増えるかを整理すると、下記のように当然管理も費用も倍になります。
- サーバ管理、Search Console、テーマカスタマイズ、SNS運用全てが別管理になる
- サーバ費用、ドメイン費用、テーマ費用が新たにかかる(複数対応していないテーマの場合)
メリット
・全く別のジャンルをSEO的に切り離して扱える
・将来的に複数人で管理する時に分離が楽(サーバも別にできる)
・各種トラブルは2つのブログで切り離される
デメリット
・デメリット:費用・管理が倍。各種トラブルに遭遇する確率が倍増する
新しい独自ドメインを同一サーバで運用する場合
次に同一サーバに2つ目のブログを新規入れる場合です。
完全に別のドメインとなりサーバーはデータを置いているだけなので、サーバが同じかどうかはSEO的に一切関係ないです。
メリット
・全く別のジャンルをSEO的に切り離して扱える
・サーバ費用が抑えられる
・Wordpressアカウントで複数人管理ができる
デメリット
・サーバ以外のドメイン代・SSL(サーバ証明)料金は変わらず二重にかかる
・Wordpressアカウントも2つになり管理も二重
・サーバ負荷も倍増するので、最初は良いが将来的にはサーバ料金も上がる方向
サブドメインで運用する場合
ドメイン名が「XXX」だとすると、「camera.XXX」、「photo.XXX」のように、ドメイン名の前に文字をつけてサブドメインに分け、各サブドメインにWordpressをインストールする方法です。
この場合、ドメイン料金は1つで済み、SEO的にもGoogleが全く別のジャンルとして認知してくれるということです。
ただ、ジャンルは別扱いにできますが、互いのサブドメイン間でSEOが引っ張られると言われています。
使い方としては、ドメイン名「XXX」をブランド化してサブドメインでジャンルを運用するというのが王道です。
例えば、rakuten, yahooなどの各サービスURLを見るとそのような構造になっています。
ちなみに、Wordpressアカウントが複数か1つのままか、についてはこの後書くマルチサイト機能を使うかどうかで変わってきます。
メリット
・全く別のジャンルを1つのドメインで扱える
・サーバ費用が抑えられる
デメリット
・SSL(サーバ証明)料金は変わらず二重にかかる
・SEOが悪い方に引っ張られる場合もある
サブディレクトリで運用する場合
ドメイン名が「XXX」だとすると、「XXX/camera/」、「XXX/photo/」のように、同じドメインの中にサブディレクトリを作り、各ディレクトリにWordpressをインストールする方法です。
この場合、各サブディレクトリはSEO的に同じサイトとして扱われるので、大きくは1つのジャンルのブログと見なされます。ただし、ディレクトリ毎のジャンルはGoogleに認識させやすくなります。
使い方としては、ドメイン名にジャンル名やショップ名を入れ、サブディレクトリは商品カテゴリ名を入れるのが王道です。
例えば、ガジェットブログの場合はドメイン名が「XXgadget.com」のようになって、サブディレクトリに「PC、Camera、Smartphone」のように商品カテゴリを入れる構造です。
ちなみに、Wordpressアカウントが複数か1つのままか、についてはこの後書くマルチサイト機能を使うかどうかで変わってきます。
メリット
・ドメイン管理や料金はブログ1つと変わらない
・ある程度別のジャンルを1つのドメインで扱える
デメリット
・Wordpressの複数インストールは必要なのでサーバ全体への負荷は結局増える
・既に多くの記事がある場合、記事の引っ越しも必要
ここで書いているデメリットはサブディレクトリより前に書いた方法でも同じです。
ただ、SEO的に対して意味が無いのに、結局Wordpressインストールしたり記事を引っ越したりというのは結構悩ましい作業です。
ここまでやるなら、サブドメインでもあまり手間は変わらないように思います。
独自ドメイン、サブドメイン、サブディレクトリの違いは下記に詳しい説明があります。
【外部サイト】サブドメインとは?取得方法から活用例、独自ドメインとの使い分け方
WordPressのマルチサイト機能を使う場合
マルチサイト機能は独自ドメイン、サブドメイン、サブディレクトリと合わせて使うかどうかという選択肢となり、番外編のような物です。
通常は独自ドメイン、サブドメイン、サブディレクトリは個別のWordpressを入れていき、複数のWordpressアカウントを管理します。
マルチサイト機能を使うと、1つのWordpressアカウントで複数のブログ運営ができるという魅力的な機能です!
メリット
・1つのWordpressアカウントで管理できる
・同じテーマやプラグインを使う場合は管理が楽
デメリット
・プラグイン自体がマルチサイト機能に非対応の場合が少なからずある
・サイト全体が重くなる
・結局、記事の引っ越しは必要
正直、デメリットがリスキーなので私は選択しませんでした。もっとスタンダードな扱いになれば管理が楽そうなので検討したいと思っています。
マルチサイトについては下記に詳しい説明が載っています。
【外部サイト】WordPressのマルチサイトを有効化する方法:運用例付き解説
カテゴリ別ページをジャンル別LPとして活用する場合
ブログを作ってカテゴリを分けますよね?そうすると勝手に生成されているのが「カテゴリ別ページ」です。
URLはデフォルトでは「ドメイン名/category/カテゴリ名/」となっています。
1つのジャンルに1つのカテゴリを割り当てることで「カテゴリ別ページ」をジャンル毎のLP(ランディングページ)として使ってしまおうということです。
これについては実施しているブロガーさんはいますが、SEO的な解説は少なかったです。
ですが、サブディレクトリで既にSEO的に同一サイト扱いなのですから、カテゴリ別ページとサブディレクトリはSEO的に同じ扱いだと考えます。
また、ユーザ観点から見たサブディレクトリとカテゴリ別ページの違いは、ジャンル毎に別テーマデザインを使えるかどうか、という違いになります。
つまり、ジャンル毎に別のWordPressテーマを使ってデザインしたい!という要望が無ければカテゴリ別ページで実現した方が圧倒的に作業量が少なく済みます。
メリット
・記事の引っ越しが必要無く、作業量が圧倒的に少ない
・サイト全体の管理やレイアウトも楽
デメリット
・カテゴリページのカスタマイズは融通が効かないことが多い(テーマによる)
・ジャンル別に設定したカテゴリ名のURL(スラッグ)を後から変えるとSEOで不利になる
おまけ:測定ツールや自動広告におけるドメインとサブドメインの違い
おまけと言いつつ、それなりに重要な話。
ブログを導入すると、アクセス数の計測(Google Analyticsなど)、自動広告(Google Adsenseなど)、アフィリエイトなどを使う事になると思います。
これらがドメインとサブドメインで異なるかどうかについて見て行きます。
Google Analytics
ドメイン、サブドメインに関わらず、1つのGoogleアカウントで自由に計測開始できます!
サブドメインの場合、ドメイン全体の集計結果が簡単に見れるという違いはありますが、これを決め手にする意味は薄いと思います。
Google Adsense
結構違います!
2024年現在、Google Adsenseの合否や広告設定はドメイン毎です。
例えばサブドメインでブログを3つ持っていれば、大元のドメインで合格するだけで3つのブログ全てでGoogle Adsenseが使えます。
しかし3つのブログが全て別のドメインであった場合、Google Adsenseに3回合格する必要があります。
この点は特に初心者の方にはハードルの違いが大きいので、Google Adsenseを使うなら良く考えてドメインかサブドメインを決めましょう。
※広告の設定自体は、1つのGoogleアカウントで複数のドメインに対して行えます。
アフィリエイト
こちらは様々な形式があるので一概には言えませんが、一般的にはサブドメイン単位で提携承認が下りる所が多いように思います。
つまり、ドメインでもサブドメインでもそれほど変わらないです。
まとめ:こだわらないならカテゴリ別ページで十分!
この記事ではブログの複数ジャンル運営法について概要とメリットデメリットをまとめました。
雑記ブログに近い人であっても、ある程度記事が増えてくるとユーザ観点からは大枠のジャンルをいくつか示すことが重要だと考えています。
今回、ジャンル分けの方法を色々検討してみて、ジャンル毎のレイアウトデザインにこだわらないならカテゴリ別ページでSEO的にもユーザ観点からも問題ないという結論に至りました。
私のブログは400記事あるので、記事の引っ越しが不要というメリットが大きすぎます。
SEOにどうしてもこだわりたい方は、サブドメインか独自ドメインを作業量と合わせて検討すると良いと思います。
ジャンルをカテゴリに分けておけば、将来的にカテゴリごと別ブログへ引っ越す手段があるようです。
下記に詳しく載っています。
【簡単】って書いてありますが、私はとても大変という気持ちになりました(^^;
【外部サイト】【簡単】WordPressで記事を別ブログに移行する方法|画像付きで詳しく解説
⇒【追記】最終的に、私はサブドメインを作って、カテゴリごとサブドメインへ引っ越しました!
理由は、今後続けるジャンルが燻製と写真の2つに絞れたためです。
ジャンルを絞る前からサブドメインにすると、変更した時に大変になります。
現在、このブログがサブドメインを使っていますので、是非本ブログ上部ヘッダーにあるカテゴリをクリックしてみてください♪
なお、私は2021年にFC2ブログからWordpress(本ブログ)へ引っ越しました。
本ブログ立ち上げ時の作業については下記にまとめていますので、見て頂けると嬉しいです!
長い文章を読んで頂いてありがとうございましたm(_ _)m
おわり。
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この記事を書いた人 Wrote this article
kenshi2009
燻製するフォトグラファー。燻製教室と写真撮影でお仕事したりブログ書いてる電気通信系エンジニア。燻製15年目🍖、写真24年目📷、ブログ24年目📓。EOS R6使用。 燻製も写真も季節を楽しみながらやってます🍂 写真の無断転載は禁止。奈良好き🦌 Twitterにほぼ毎日います!【SNS一覧:https://lit.link/kenshi2009】